第2回目のエコツアーカフェTOKYOのテーマは、「東京ど真ん中のエコツアー“水辺から見た自然と環境”」。ゲストスピーカーにNPO法人あそんで学ぶ環境と科学倶楽部の中林裕貴さんをお迎えしました。
都心の運河や河川を、排気ガスを出さないエレクトリックボート(エコボート)に乗って、河川の役割や水質環境、自然環境、都市計画と環境への影響などを学習するツアーを実施しているのが中林さん。
神田川・日本橋川コース、小名木川コースなどのエコツアー紹介では、ふだん見ることができない川面からの風景に驚かされてしまうとともに、東京の自然、都市計画、環境問題、歴史・・を、改めて考えさせる時間となりました。
*第1回エコツアーカフェTOKYOの案内とSOiL CAFEについてはこちら
★第2回エコツアーカフェTOKYO★
ゲストスピーカー:中林裕貴氏
【日時】2008年2月6日(水)18:30〜20:00
【場所】SOiL CAFE(ソイルカフェ)
東京都豊島区目白3-14-19シャンツェ岩倉1F TEL:03-5982-8885
【料金】500円(飲み物付)
今回も満席となったエコツアーカフェTOKYO。大学生と女性陣の参加者がたくさん集まりました。J-WAVEで今回のカフェが紹介されたのですが、それを聴いていた中林さんと仲間たちは「乗船予約をお早めに」と案内されて大慌てしたとか。「えっ! 目白まで船を運ぶの?」・・・広報したエコセン事務局も汗;。「今日はお天気が悪いですが船に乗れるんでしょうか」という予約の電話も実際にかっかてきました。
参加者全員から「ぜひエコボートに乗ってみたい!」という声! 土日の予約は数カ月先まで埋まっているそう。ほんとに「乗船予約をお早めに」です。
操舵するがごとくPCを操る中林さん。お疲れさまでした。ごみを出さない、廃油を下水に流さないといった環境に配慮した生活を目指している私たちに、「そのゴミの行き先に、河川が利用されている。本などで知った情報だけでなく、実際の出口をエコツアーを通じてしっかり見ることが大切」と話されました。
お茶の水にある聖橋とエコボートで。
交通博物館があった秋葉原界隈を眺める。
隅田川とつながっているのが小名木川(江東区)。小名木川の方が水位が低いので、写真の閘門(こうもん)内に船が入って水位を調整する必要がある。パナマ運河でのクルーズと同じ体験がエコボートでできる♪
日本橋川を下ると、江戸城のお堀をつくるために大名たちが積んだ「家紋付き石垣」を見ることができる。高速道路建設の際などに貴重な文化遺産が取り壊されてしまった事実が、エコツアーに参加することで分かる。写真は高速道路の下にもぐる「日本橋」。
エコボートを運転しながらガイドする中林さん。
参 加 者 の 声