[2008.02.13]
自然や地域の歴史・文化を守りながら伝えていくのがエコツアーガイド。ガイドとして必要なノウハウをエコツーリズムの第一線で活躍する講師陣から学ぶエコセン主催の「エコツアーガイド養成講習会」を、2008年2月13日からの3日間、東京代々木の国立オリンピックセンターで実施しました。
講師陣はエコセン代表の広瀬敏通をはじめ、オーシャンファミリー海洋自然体験センター代表理事の海野義明氏、くりこま高原自然学校代表の佐々木豊志氏、青木将幸ファシリテーター事務所代表・A SEED JAPAN理事の青木将幸、NPO環境文化のための対話研究所IDEC代表の嵯峨創平氏、そして東京農工大学客員教授の福井隆氏と、これまでにない豪華キャスト。
地域に根ざしたエコツアーガイドになるための実践的な講義はもちろん、地域をディープに歩いている講師の方々の話は、参加者のみならず、講師陣も刺激を受ける内容でした。
日本エコツーリムセンターでは今後も、主催事業としてエコツアーガイド養成講習会を企画していきます。ぜひ、そのときにはお目にかかりましょう。
今回も屋久島や四国からなど、全国各地からの参加がありました。これから、膨大な情報を頭にインプットするため、みんな緊張気味。
今回初めてカリキュラムに取り入れた「エコツアーの事業化」。青木将幸ファシリテーター事務所代表の青木将幸氏より、事業家って何?ということから、思いをどう形にしていくかを学びました。
安全の度合いが増すと、参加者の楽しさも増していくと説く、オーシャンファミリー海洋自然体験センター代表理事の海野義明氏。エコツアーを実施するには欠かせない危機管理。一人ひとりに自然と触れ合う力があれば、必要ないんだけど、本音ももれる。
実例が豊富な東京農工大学客員教授の福井氏の「地元学の学び方」は大人気のセッションです。全国を飛び回っている福井氏が語る地域が元気になっている事例には、講師陣も含めみんなが聞き入ります。
くりこま高原自然学校代表の佐々木豊志氏。伝え方というのは本当に色々あることが実感できたセッション。図解を使って自分史や今後の目標を伝えることにチャレンジした。
講師から話を聞くだけでなく、参加者の話も聞きたい!みんなガイドで食っていくことを目指しているの? ガイドって食っていけるの? それぞれの立場からいろんな意見があがり、そのまま懇親会でも語り合いは続きました。
【日 時】2008年2月13日(水)〜15日(金) 2泊3日
【場 所】国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都・代々木)
【主 催】日本エコツーリズムセンター
【講習内容】
ガイド技術
伝える技術(インタープリテーション)
リスクマネジメント
エコツアー体験会
事業運営
エコツアーガイドの役割
エコツアーの事業化
地域に根ざしたエコツーリズムの未来
地元学の学び方
環境保全
環境保全の考え方と仕組み・ローインパクト法
講師
広瀬敏通[ホールアース自然学校代表/日本エコツーリズムセンター代表理事]
海野義明[オーシャンファミリー海洋自然体験センター代表理事]
佐々木豊志[くりこま高原自然学校代表]
青木将幸[青木将幸ファシリテーター事務所代表・A SEED JAPAN理事]
嵯峨創平[NPO環境文化のための対話研究所IDEC代表]
福井 隆[東京農工大学客員教授]