8月にアメリカ・イエローストーンに行ってきた小林毅さんとそのイエローストーンからやってきたインタプリターのスティーブ・ブラウンさんが登場! 小林さんはイエローストーンで実施したインタプリター研修会の報告をし、ブラウンさんからは、イエローストーンをはじめアメリカの国立公園の魅力について語っていただきました。
【こばやしたけし】1957年茨城県生まれ。高校3年迄はサッカー三昧。大学では動物行動学を学ぶ。大学時代から子供達の長期自然教室(知床)、野生動物の保護活動、動物園での解説等のボランティア活動を経験。(財)日本自然保護協会主任研究員、(株)自然教育研究センター代表などを経て、現在岐阜県立森林文化アカデミー教授、インタープリテーション(IP)協会代表。一環してビジターセンターのインタープリテーション、インタープリターの養成を手がけてきた。野生動物を素材としたエコツーリズムを国内外で実施。
【スティーブ・ブラウン】モンタナ州の大学院で日本、アメリカ史、生態学、動物学科の修士課程を卒業。州立大学で7年間イエローストーンの生態学や日本史を教える。1991年に大自然教育会社、イエローストーングレイシャーアドベンチャーを設立。以後、15年間で3万人以上の日本人観光客を受け入れ、日本を含む世界中の人々に野生動物生態や大自然保護管理について教えている。
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日本のインタプリター界を代表する小林毅さんと世界初の国立公園でインタープリターをするブラウンさんの二人から話しを聞けるということで、会場は超満員でした!
まずは小林さんから、イエローストーンでの日米インタープリテーション研修会についての報告です。ただアメリカの技術を教わるだけでなく、日本の技術を紹介したり、アメリカの技術をどう日本で適用できるかも考えていくそうです。両国の現状をよく知っている小林さんだからこそできる研修ですね。
日本語ぺらぺらのブラウンさんからはイエローストーン国立公園のゆたかな自然についてお話いただきました。特にオオカミの話しにはみなさん興味津々。オオカミは家畜を襲うイメージが定着していますが、実は家畜の被害は殆どないそうです。
最後の質問タイムでも、アメリカと日本の自然観の違いが感じられました。
ある動物が増えすぎているがどうしたらいいか、という質問には増えすぎというのは人間が基準にたった考え方だ、というブラウンさん。自然からの視点を保つことが大切ですね。
★エコツアーカフェTOKYOスペシャル★
ゲストスピーカー:
小林毅氏(岐阜県立森林文化アカデミー教授、IP協会代表)
スティーブ・ブラウン氏(イエローストーングレイシャーアドベンチャー)
【日時】2008年10月27日(月)19:00-20:30
毎月第1水曜日に開催しているエコツアーカフェTOKYOですが、11月のカフェは10月27日に日程を、場所はモンベルクラブ 渋谷店に場所変更して実施します。
【場所】モンベルクラブ 渋谷店 5F
東京都渋谷区宇田川町11番5号 モンベル渋谷ビル
*モンベルクラブ 渋谷店は渋谷東急ハンズ向かいにあります。
【お問い合わせ】日本エコツーリズムセンター
TEL:03-3954-2239 Fax:03-3954-2203